2011年6月20日月曜日

TURNIGY nano-tech 160mAh を剥いて2Sパックを作成


RX用電源として一気に三つ製作しました。
仕上がり寸法10.5*13.8*39mm 10.17g (がっちり20AWG、太めバランスケーブル込み)

プラキャップ内充填材がホットメルト系なので綺麗にばらせます。これまでに試したこの手の中では一番ばらし易かった。対してハイペリオンはシリコン系で難易度高し。
今回のこれは端子を折るような事も無く、歩留まり100%。しかもとってもハンダ付けがしやすい端子周り取り回しになっているので、途中で計画を変更しバランスコネクタも出す事に。これがまた楽勝だった。嬉しい誤算。

充放電してみると、135mAhくらいの実容量。サイズはDualskyの150mAh(こっちの実用量も似たようなもの)より一回り小さいので、密度が高いって事ですね。重量は同じくらいだし。

一つ1.4ドル、コネクタとか送料まで入れてだいたい一パックのコストは4ドルくらい。robinさんのDualskyも580円となかなかのコストパフォーマンスなので、手間を考えると今回製作したパックは特に割安でも無いです。
でも、この四角柱タイプで製品になっているのはそのDualskyとTURNIGYのもっと性能が低くて小さいのしか無く、そのDualskyにしてもいつまで流通しているか解らないから、独自に調達出来る道を確保しておくと言う意味も有るので、これはこれで良いと言う訳です。

それと、この nano-tech 160mAh 、10C充電、個体によっては15Cとか謳ってるんですよね。まぁ、勿論寿命は短くなる筈なんで、5C程度に抑えた0.8Aくらいで充電してみると、15分くらいで充電完了します。この点は2C限度のDualskyに対してのアドバンテージです。

2011年6月18日土曜日

AIL DIFF の Adjust を スライダーに割当

最近、エルロンディファレンシャルのアジャストに、デジタルスイッチでは無く左スライドレバーを割り当ててとばしています。
センターでイーブン、上に行くに従って持ち上がる側の比率が高まり、下に行くに従って下げ側の比率が多くなる(所謂、逆ディファレンシャル)ようにしています。

これで飛ばすと、実際に飛ばしながらディファレンシャルの状態による動きの違いを色々と試す事が出来ます。結構面白いですよ。

V1.08 が必要です。

2011年6月7日火曜日

Hitec 6ch 受信機 MINIMA


ストックの部品全部(ばらしています)
ケース無し
基板のみ
アンテナ短縮、シュリンク済み、すぐ使えます。


前回お知らせした縦差しでは無く、待望の横差しタイプの MINIMA 6E 到着。
Optimaと違った片方向通信ですので一切情報が送られて来ませんが、ガワを剥いて、アンテナを短くすれば3gちょっと。これでフルレンジって言うのですから偉いですね。

マイクロとかには、これと35HDとかを使えば、信頼性を犠牲にする事無く軽量小型化が出来ます。

そうそう、今回のMINIMA(非テレメトリータイプ)とリンクするには、Spectra モジュール のファームウエアを3.01にアプデートする必要が有ります。
同時に、リンク作法に若干の変更が加えられ、新リンク確立作業開始時最初のモジュール側待機状態で、LEDが赤点灯ならテレメトリータイプ用の、青の点滅なら非テレメトリー用となっています。切りかえはボタンの2秒押しで入れ替わります。こうやって受信機のタイプに併せた待機状態を作ってから手順を進める訳です。

2011年5月20日金曜日

OPTIMA 6 LITE




OPTIMA 6 LITE
フルレンジ、SPC有り。DATAポートは無いので基本テレメトリーのみ(RX電圧監視)。
発売はもう少し先になりますが、これは良いです。
機能、サイズ、重量の三点全てから見て、最強のDLG用RXの一つと言えます。

これで、

Aurora9 + OPTIMA 6 LITE + HS-5035HD

と言う最強ラインナップが完成。あとは一日も早い販売開始を。

一番上のMINIMAもこのサイズでフルレンジなのは素晴らしい。でもテレメトリーとSPCは無し。
これはケースを外してミニとかマイクロ向けかな。発売はもうすぐ?

2011年5月16日月曜日

HItec HS-5035HD 到着





‎5035HDが到着しました。

このサイズからは考えられない程にギア周りがしっかりしていると伝えた先の35HD(アナログ)ですが、予想通り、この5035HDではデジタルならでの保持力が加わっています。これは45HBと5045HBと全くの同傾向です。



とにかくその差は歴然で、35は指の力で押し回す事が出来てしまいますが、5035は強固に踏ん張り、殆ど回せ無いといった具合です。


性能を捨ててまで軽くて小さなサーボを積もうとは思いませんが、これなら勿論OKです。フルサイズDLGのフラッペロンにも問題無く使えます。ただ、5045HB同様あまりにも踏ん張り過ぎてしまうのでスプリングテンション応用リンケージに不向きかもしれません。


この小ささが新たな基準となって来ると、DLGのデザインそのものが変わって来る可能性が有ります。
より薄い翼でもはみ出さずに積めますし、ポッドも細くなる可能性が有ります。あと、6サーボDLGが増えて来る可能性もあります。


 早期に潤沢な供給がなされると良いのですが.......

2011年5月12日木曜日

アカシア杯 2011



GWを通して上里で開催されたアカシア杯、その最終イベントであるF3Kに参加して来ました。

今回は半端で無いトラブル続きでぐったり。あまりにもあまりにもなのでLab.ネタになる得ると思ったのでご紹介。

R1
初回は様子見の為にSALp投入。しかし、穏やか且つ弱リフトの中で295gのこれはさすがにきつい。
R2
調教中のAXIS投入。しかしいきなり空中衝突、迂闊。
調教中は機体の挙動に注意が行き易いので危険度アップ。
大きな破損は無かったものの、右エルロンのサーボホーンが欠け、水平マウントが剥離してしまったのでそのRは取り敢えずSALpにスイッチ。

エルロンの方はトップドライブのせいで、マージンをぎりぎりまで削らざるを得なかったのが直接の原因。
普通ならサーボのギアが逝っているパターン。やっぱり5045HBのギアは丈夫。結果一番弱かったのがマージンを削り過ぎたサーボホーン。

ホーンが逝くなんて始めての経験。当然替えの整形済みホーンなんて無いし、ピンバイス無しにストックから現場で作り出せるような物でも無し。仕方が無いのでホーン外周にアラミド糸を巻きCAで固めて何とか使える状態に。
これはこれで良い経験。今後はスペアの整形済みホーンを持っいくか、レバー比を犠牲にしてももう少しマージンを増やすかですが、恐らく両方ですね。5035HDが出てくれれば、このあたりのジレンマは無くなり、よりトップドライブを採用しやすくなります。

水平マウント。
一本足からドラム部への接続が捩じれ方向への強いインパクトに弱いのが解りました。懸念はしていましたが、構造的には最小限にしておきたかったので様子を見ていた箇所です。通常飛行ではそういったインパクトは起きづらいのですが、でも、このくらいの事には耐えられるようにした方がよいのかもしれません。
ここが飛んでくれたおかげで尾翼そのものはほぼ無傷。綺麗に剥離していたのでひとまずCAで着けてみる。何とかなりそう。しかし、フリーハンドでの接着により曲がってついてしまいました。

念のため他の動作を更にチェッックしていると、メカがピク付いているのを発見。
電源ラインがおかしいそう。
しばらくあちこち弄っていてやっと特定。何とバッテリー側コネクタのピンから直ぐの所でケーブル内断線している。SPCで取り回しが複雑かしているのでそのあたりかと疑っていましたが、


柔軟なシリコーンケーブルを好んで使っていたけど、細いヤツはこういう点で危険なのが解った。この症状は以前から少しずつ進行していたものと思われます。

バッテリーが特殊な型なので、他と融通が効かない上にこれまたスペア無し。思案の結果、JSTコネクタからピンを抜いてハンダ付けをする事に。荒井さんが12Vタイプのコテを持っていたのに助けられました(ありがとうございます)。

と、何とか修理が出来たものの、右エルロンとエレベータに不安を抱えてしまうと、もうこれはなかなかフルラウンチは出来ない。
でも貴重なデータ収集の機会なので、そのまま実戦投入を継続します。競技では他機との挙動差異データがたっぷり取れますから。

最終ラウンドの最終組、風の変わり目特有の物凄い風が吹き始めたので、機体をアイゼンに変更。
しかし、一投目でペグ手前のウイングチップが折れて人差し側面に長さ25mm*深さ2mm の傷を負う。血がぼたぼた垂れている。しかも強風で機体が煽られるので操縦が忙しい。定期的に指を舐めて血を脱ぐいながら戦う。
かなり頑張ってタイムを稼いだけど、丁度指を舐めていた時に煽られて操縦が出来ず、これで場外。まぁ、仕方無し。頑張りました。
前からアイゼンの翼端とは相性が悪かったけど、今回のは凄かった。
風で煽られてやばい方向に入ってしまったのだと思う。次回からはバンドエイドをポケットに入れておこう。でも、備えている時には起こらないものなんですよね。

飛行終了後、いつものように瞬間接着材で傷口を接着。新ちゃんが要消毒と警告を発してくれますが、ここはとりあえず、接着してしまいます。
こうしておくと、その場ですぐに指が使えるのと、後の治りが全然違うのは何回も経験しています。新ちゃんの言う感染も怖いので今回はコマメにチェックしていますが、今日現時点で内部で膿む事も無く順調に回復しております。良かった。

今回はMode2のAurora9も用意してあって、日曜日の日程終了後にJoeさんにAXISや、他のAuroraユーザの機体の飛びを確認してもらう筈だったけど、最終ラウンドからの強風は収まる気配も無く残念ながあr中止に。

今回、実飛行では困難続きだったけど、それ以外はもう最高でした。と言うか、今回はこっちが主です、そもそも。
Joeさんとも結構長い時間話が出来て、何故NZに移ったのか、今のUSやEuropeのF3Kシーンがどうなのかとか諸々の話が出来ました。そして、何故Encoreを飛ばさ無くなったのか、等々。勿論技術的な話もしました。

土曜日の夜の宴会ではもう完全にただの悪友状態で、絶えず笑いが起きていました。
Joeさんとは七月の世界選手権でも一緒になるし、宿も同じ所。これは世界選手権、勿論日本の代表として少しでも良い成績を収めるのは大事ですが、UKのNIckさんとかも要るから楽しみも相当のものになりそうです。

2011年4月23日土曜日

危ない危ない

現使用のバッテリーとメカのコンビネーション、だいたい満充電から一時間がフライトタイムの目安となっていました。

しかし、今日はその半分でアラームが鳴り始めました。
確かに満充電からのスタートだったのにと思いながらAurora9の電圧モニターを確認すると、7.3V の表示。確かに残量僅か。すぐに機体を降ろしました。

その後、色々と検証してみるとフィールド用の充電器の調子が悪く、何度やっても通常の半量程度でチャージが止まってしまう状態に有る事が確認出来ました。

危なかった。

追い充電だと、どれだけ入ったかによって充電具合は確認は出来ず、基本的に充電器を信用するしか無い訳です。

アラームがなった時、機体はかなりの上空に有りましたので、あそこでコントロール不能に陥った場合は間違い無く機体を失っていました。

やっぱり、テレメトリー電圧監視は外せないです。数グラムの重量増でこの安心が手に入るのですから。

2011年4月10日日曜日

AXIS 3.0


いよいよ世界戦に向けた機体 AXIS3.0 が完成、調整に入りました。

コールドプレス製法による透明度の高いグラスポッドと透明ケースのHS-5045HBの組み合わせは綺麗です。空港のX線検査の画像みたいです。

世界戦バージョンとして、スウェーデンまでの搬送を容易にする為に、出っ張りを減らすべくエルロンがトップドライブにに、そして垂直尾翼(水平では無い)が取り外せるようになっています。
これはかなり考えました。ありそうで無かった構造で、ぱっと見、そうとは見えないです。
確実に脱着出来るし、ガタは全く無し。捻り側も特に問題は起こりそうも有りません。

難点を言えば、定番のワイヤープッシュプルが使え無い事。止む無く(懐かしの)スプリングを仕込んでのプルオンリーのリンケージとしています。

色々と試してみましたが、今回は Lベンドスプリング と 極細(0.27mm)ステンレスワイヤーロープを使う事にしました。当然伸びは無くかっちりと仕上がります。見た目もスパルタンで良いです。



常時テンションがかかるこのラダー側には5045は使えない(おりこうなので頑張り過ぎて力つきる場合も)ので、アナログのしかも小さなHS-35HDとし、トルクの不足は絶対上限である 6V(2S Lipo から CC-BECの設定で 6Vぴったりにしてます)駆動する事で補います。

この6V駆動はなかなか良いです。
5045(他三つはこれ)も更に速く強くなりますので、フルブレーキの出かたなんて「ジャッ」と物凄い出方。これは実際に飛ばしてみると、とても感触が良く、とても気に入りました。
煽られた時のカウンター時の身のこなしも実に俊敏で頼もしい限りです。


2011年4月2日土曜日

フルフライングテール 用一本足


両端にBB入り、CF一本足。
ドラム部は内径5mmのUniCF、割れ止めに1ozアラミドを巻いてあります。
一本足側をBoomに突き刺し固定、2mmカーボンロッドを水平に埋め込み接着します。

ガタ限りなくゼロ。撓みも同様。他方式でもこれは実現出来ますが、ここでの最大のメリットはマウント位置を下げる事が出来る事。
All-Moving(フライングテール、全動式)の場合、最大舵角がキャンバー式比70%程度とする事と、ホルールド性能を上げたい事からホーンが眺めになります。これをVマウントでやるとホーンが真ん中に来る関係からVの高さが高めにせざるを得なくなります。
この方式であれば一般的なキャンバー式水平尾翼と同じく、ホーンをブーム脇に沿わせる事が可能です。

また、Vのもう一つの欠点である、リンケージへの悪影響も有りません。

・水平のリンケージをブーム側面からVの中央部目指して上部に持って行かなければならない。
・ラダーリンケージがVマウントの段差を越えて行かねばならない。

主翼後流の影響に関しては、SG2のそれと相対的な位置関係を同じに保っているので、問題無し。
AXISの場合は主翼マウントそのものがSG2比で低めです。

2011年4月1日金曜日

HItec Aurora9 optima7 基本的な信頼性

Aurora9とOptima7の組み合わせにて、昨年度末から四ヶ月間、結構飛ばし込んでいます。

Aurora9やOptima独自の特徴はおいておいて、基本部分、つまり 2.4G 送受信機 として見た時の信頼性は相当に高いです。
当初は少し要すを見ながらの運用でしたが、仲間うちでも基本的トラブルの話は聞きませんし、現在では全面的な信頼を寄せています。

特に受信機、通信距離(レンジ、受信距離)もそもそもがフルレンジですし、物理面でもアンテナ線そのものの耐久性が高いので、致命傷となる内部断線等が起こる気配さえ無いのはかなり良い点です。
フルレンジと言えば、より小さい受信機である minima(テレメトリー無し)もあの大きさでフルレンジなんですよね。

その受信機のアンテナ線ですが、僕の場合は必要な長さ(全長90mm)で先端オムニ部ごとアンテナ線を切りとし、そこから初期状態と同じだけ被服を剥いて使っているのですが、DLG程度の距離では当然ながら全く問題無いです。

2011年3月22日火曜日

Aurora9 ファームウエア V1.08 の キャンバーミックス の図解解説

主スイッチの割当をしない事で常時オンとなり、同時に画面が切り替わりオフセットモードとなります。


主画面で入力した数値がそのままキャンバーのオフセット量となります。更にアジャストスイッチを割り当てる事でJRのようにオフセット量をいじれますが、オフセット量そのものでは無くトリムのように作用する点が異なります。スライダーでの可変機能を加えたい場合は「キャンバーコントロール」の方で。

2011年3月8日火曜日

Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08

本日 Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08 がインストール可能になりました。
大きな機能追加は有りませんでしたが、細かな改良が各所に施されています。


まず気をつけなければならないのは、
キャンバーミックスとキャンバーコントロールに改変が入っている関係からか、1.07からアップすると、エルロンサーボのリバース設定変わるようです。それと、バタフライを含め、スティックやスライダーからの入力に対するデフォルトでのキャンバー動作方向が逆になっています。

ですので、単にアップデートをした状態だと、バタフライは合っているけど、エルロンが逆。になると思います。
ここからサーボの回転を逆にしてエルロンを合わせ、バタフライの動作方向を逆にしてひとまず完了。

キャンバー 
1.07では各フライトコンディション毎にキャンバーを単純にオフセットする事が出来ませんでした。勿論、結果として同様な事は出来ていましたが、実現には少し工夫が必要でした。1.08ではキャンバーミックスにおいて主スイッチ割当をしない事で常時オンとなり同時に画面が切り替わりオフセットモードとなります。主画面で入力した数値がそのままキャンバーのオフセット量となり、更にアジャストスイッチを割り当てる事でJRのようにオフセット量をいじれるようにも出来ます。DLG用途としてはここは結構大きいと思います。これをベースにスライダーでの可変を加えたい場合はキャンバーコントロールの方で簡単に行えます。

エルロンディファレンシャル
左右上下四つの数値を独立して自由に設定出来るのは良いのですが、これが面倒だと言う人もいます。しかし、Auroraの場合、選択の仕方によってはいくつかを同時選択して一緒に増減出来たりしていたので、それほどでも無かったのですが、今回「Rate」が加わった事で、更に柔軟性と手早さの両立に磨きがかかりました。
左右の差動量をそのRateへの入力値で一気に設定出来ます。ここはJRからの人には馴染み易いでしょう。それで大雑把に決めた後に、各数値を細かくいじれるのはJR以上です。完璧なリンケージを行ってもわずかなそれらのずれによって意外と左右上下舵角は揃わないものですので、個人的には各値をいじれるのは重要だと考えています。
更に、前バージョンではうまく機能していなかった、デジタルスイッチによるレシオ可変が正しく動くようになり、使える機能となりました。これで飛行中にトリム合わせをするようにディファレンシャルレシオを調整出来ます。このクラスとしては凄い機能です。
当然全てのフライトコンディション毎に設定が可能です。

デジタルスイッチ
Auroraには三つのデジタルスイッチが有ります。  JRの場合は左右二つ、しかし機能固定でDLG用途だと右の一つしか使えません。フタバは12FGで二つ、自由に機能が割り当てられますがクラスがずっと上です。そう考えるとこの点はなかなか凄いです。
で、今回の1.08の登場で、この三つのうち空いていた一つがいよいよ埋まります。
以前から割り当てていたキャンバーオフセット量ブレーキ量、これに今回からエルロンディファレンシャル量が加わって、デジタルスイッチトリオの完成です。


ワンポイント変更点

電源投入後の様々な警告のうち、電波を出すかどうかだけはオフに出来なかったのですが、これもとうとうオフに出来るようになりました。オンから起動完了と同時に即使用可能となります。

あと、メニューの階層の深い所からExitアイコンの2秒押しで一気にトップに戻れるようになったのも嬉しいです。

その他もろもろ有りますが、それはこちらからご確認を(現時点で国内には情報が無いので Hitec RCD US の英文です)。

なお、ファームウエアアップッデートには専用インターフェイスHPP-22が必須です。他に色々と使えるので、Auroraを使うなら欠かせないアクセサリです。

ハイテック社による公式アップデートマニュアル

2011年3月3日木曜日

Aurora 9 の 8 フライトコンディションをDLGに活かす

Aurora9の特徴の一つに最大8のフライトコンディションが設定出来る事が有ります。
これが最良と言う事では有りませんが、参考までに個人的なセットを書き出してみます。




1.NORMAL
SW-E手前
2.予備
3.Speed CrsSW-E中央
4.Speed RunSW-E
5.FloatSW-C中央
6.Max FloatSW-C下端
7.LaunchSW-F手前
8.予備




数字の大きい方が優先されます。
2と8は予備なので実質6コンディションです。因に、各コンディションに対するスイッチの割当は自由に出来ます。

本当は八つ全て使いたいのですが、現状(これを記している時点の Verは1.07(2))スイッチにしか割り当てられないのと、3ポジションスイッチが二つしか無く、上記優先順位による割当しか出来ない事から、現在の6コンディションのスタイルに留めてあります。将来的なソフトウエアアップデートによりスティック、スライダーの任意位置への割当、またはロジックスイッチ等が搭載される事を期待(熱望)しています。

実際の操作
まず、ラウンチモードの7に入れてラウンチ。お好みでスイッチはどこでも良いですが、ここではSW-F手前でこのモードになるようにしています。

水平飛行に移る時にSW-Fをもう片方側に倒してラウンチモードを解除。これで優先順位がより小さい方へ移ります。
SW-Cが上端以外のポジションにある時は、Float系の5-6に、上端にあれば、SW-E のポジション次第で1-4となります。

ターゲット飛行速度順に上記コンディションを並べると、

Speed Run / Speed Crs / NORMAL(Crs) / Float / Max Float
速い←→遅い
揚力小←→揚力大
抵抗小←→抵抗大
AoA 小←→AoA大

速い方から遅い方にかけてキャンバー量は増えて行きます。
エレベータはそれぞれの飛行速度に併せてセット調整します。設定能力が問われるとしたら、ここが最たる所です。

2011年2月25日金曜日

Hitec HS-35HD レビュー

Hitecさんに無理を言ってHS-35HDの現物を貸してもらい試しました。
市場への流通は3月中との事なので、もうちょっとですね。



基本は二年前に出来ていたのにここまで遅れてしまったのは「ハイテック基準に見合うポテンションが無かったから、」と聞きました。それが漸く用意出来たのでこうして現れた訳ですね。まさに満を持してといった登場です。

先のエントリーで軸周りがどうなのかが焦点になる、と言う事を言っていました。
当然、手にしてそこをまず見る訳ですが、これが何ともしっかりとしているのに驚きました。
直接のライバルとなるであろう D47 は全く比較にならないくらい、このサイズとしては望外の出来、ギア周りのガタはむしろ兄貴分の45HBよりも少なく感じられるくらい。

このサイズを越えたしっかり感は、新設計DMK(デュアル・メタル・カーボナイト)ギア、これが相当に効いているようです。カーボナイトギアに対して金属ギアが対になっている箇所が二つあるんです。

とまぁ、小柄なのにぴっと筋の通った育ちの良いお嬢様のような、そんな感じです。

ただ、アナログと言う事もあり、ホールドは弱いですね。待機状態でホーンに力を加えて行くと、それなりに押し負けて行ってしまいます。これは45HBでも同様で、それがデジタルの5045HBになるとテコでも動かない位に豹変しますので、この35HDも5035HDではそうなると思われます。

ここでちょっと気になっていた電圧の話し。
何故4.8/6.0Vでは無く4.8V単独表記になったのか。
ハイテックさんからの回答は、
本製品は実際の上限が6Vなので、
との事でした。
ん?6V対応なんですよね。
現在一般に6V対応を謳うと、充電池の5S対応と理解されてしまうが、それだと実際には充電直後7V近く、その後も6.5Vで推移し、本製品の実際の上限である6Vを越えた所で運用させてしまうから。
との事でした。
確かにそうですよね。つまり、充電池4Sまたは乾電池4S対応って事なんでしょうけど、メーカーとしてそのあたりは動作を保証しなければならない責任故に、シンプルにしておきたかった訳ですね。

6Vは裏モード。ちょっと惹かれますね。
と言う事は、何らかの方法で6Vを供給出来ればこの小粒でもぴりりと辛い山椒のようなサーボは最大限の力を発揮出来る訳です。

と言う訳で、castle CC-BEC です。0.1V刻みで出力を変えられるその強み。
早速6Vに設定し、テスト。

唯一問題だった保持力、これはかなり違いが出ます。
最大の差と言う事で、Lipo 1S 実電圧4.2V と比べてみました。
4.2Vでホーンを外部から動かそうとすると、45度くらい動かせてしまいます。これが6Vだとその半分くらいの感じにまで抗って来ます。逞しい。このくらい頑張れるとラダーとかにも使えるかな。

何か、か細いのに健気に頑張るお嬢さんのようで、好みのど真ん中、ちょっと惚れてしまいました、笑

Lipo 2S 7.4V(8.4V) → CC-BEC 6V Vout→ HD35

結構美しいです。

あ、あと、動作音、これがまた良いんです。ギャーギャーじゃ無くてミューミュー動きます。

騒音源が風きり音とサーボ動作音に限られるグライダーではこのあたりは結構大事です。
ハイペリオンもかなりお気に入りのサーボでしたが、あの騒々しさは今でも馴染めません、と言うか嫌いです。
部屋でブレーキの設定とかしていると、あの音に二歳の娘が怯えて泣いたというくらい酷い質と量ですから、笑

このサーボ、ユーザからの問い合わせも多く、販売店さんからも相当の引き合いがあるらしいですが、これは大ヒットするかもしれないです。欲しい人は要予約かも。

Aurora9 軽量化方向へ振ってみる


写真内のバッテリーは内蔵しているものと同じものを並べていますので、秤の表示はバッテリー込みのものです。




コネクタはバッテリーに付いていたままのJSTコネクタのままです。ちょっと強引な感じですが、特に問題無く差し込めています。
なお、極性には十分注意して下さい。特にAurora9の場合はスイッチのオンオフに関わらず、逆接厳禁ですので。

もともと軽めのAurora9ですが、バッテリーを LIpo 1000mAh として軽量化方向に振ってみました。

皆さんLipo化に際しては容量増の方に振る事が多いようですが、そんなに欲張らなくてもLipoの1000mAhは実際にきっちり1000mAh使えるし、自然放電も無いし、チャージも速いんだから、って事でやってみました。


Auror 9の消費電力ですが、バックライトがオンだと260mAh、オフだと150mAhですので、飛行時には殆どオフで良い事を考えると、1000mAhで七時間弱使える計算になります。
実際に使ってもそれに等しい時間使えていますので、この1000mAhを二本持ち、スペアとして用意しておけばまずフィールドで困る事は無さそうです。

Aurora9はシステムレベルでLipoに対応しているので、電圧警告もLipo用がちゃんと設定出来、過放電対策としての任意電圧でのカット機能も有るので安心です。

軽量化後に実際に操作してみると、軽いだけでは無く、バランスが良いのが好感触。

ボトムが軽くなった分重心がトップの方に移動、スティック下端あたりに移動しています。丁度プロポを支えている小指薬指に乗っている感じ。これは良いです。

しかし、絶対的な軽さでは、これでもまだNiMHの8FGには届かないのでありました。

こちらはこの軽量仕様で832g、あっちは標準で810g。

しかもあっちの標準NiMHが結構重いので、これと同じサイズのLipo(同じ6S 7.2V 仕様)に替えた場合は-150gで「660g」を切ると言う軽さ。

8FGを使っている方は是非トライしてもらいたいですね。

Jeti DS-16


2011発売予定の Jeti 初の送信機  DS-16、物凄いです。
オンボードのDC-16も有るけど、こっちのインパクトの方が大きい。

スペックも凄いけど、型も。
マグボディにウルトラクリーンな意匠。ハイエンドオーディオ機器の世界。
しかも何故か完全な左右対称に拘っているご様子。BMWの前後50:50みたいなものか?
ロータリースイッチがFUTABAの12FGのそれに似ているのでRobbe的なものかとも思ったのですが、良く見るとこっちの方が膨らみ感が強い形状だし、そもそもテレメトリーとかシステムそのものが全然別物なようなので、恐らく関係無いのでしょう。

もうちょっとコンパクトであって欲しいようにも思いますが、基本路線は素晴らしいと素直に思います。

あの位置に液晶を持って来ると視認性が高まるのはそうなのですが、どうしても間抜けになってしまう所を、車のナビ画面がダッシュボード上にポップアップしたような、そんな感じで一体感を敢えて捨て、実にうまく処理しています。デザイナーの力量、それを実現するJeti社、凄いです。

Jeti社はここ数年で結構な増強を行ってグイグイ来ているようですが、業界に良い刺激となれば良いと期待してしまいます。アジアのメーカーももうちょっと意匠に力を入れて欲しい所です。

でもちょっと気になるのは、グリップ加工が手前の方だけなのは何故?スライダーが上向き?

って所。まぁ、どうでも良いか。

HARDWARE: 
• 2.4 GHz
• Magnesium body
• 3,8 inch wide display with backlight, 320 x 240 pixels
• Weight only 1,2 kg
• 2 GB memory
• Integrated antenna
• Integrated long life Li-Ion accu
• Aluminium transport box
• Aluminium sticks 
  - variable in length with bearings
  - Scanning sticks position by hall sensor
  - 4096 throttle steps resolution
 - Swivelling the stick units
• Voice output
• Jack headphones
• Digital trims  

SOFTWARE: 
• 16 channels
• Customizable menu
• connection to PC
 - Unlimited settings
 - Unlimited model memories
 - Firmware upgradable
• Ultra fast response
• Power management system
• 3 model types programming (ACRO / HELI / GLID)
• 5 languages (EN / DE / CZ / PL / FR)

TELEMETRY:
• Full telemetry in real time on a main display
• Recording telemetry data
• Telemetry warning - voice
• Connection to PC - telemetry records, telemetry and transmitter settings

2011年2月24日木曜日

ハイテック 2.4G モジュール SPECTRA

ハイテックの2.4G送信機用モジュールSPECTRAは、他社プロポ向けにも用意されています。
フタバ(A9用と同じ)、JR用があり各純正モジュールと入れ替える事で、ハイテックの2.4Gシステムが使えるようになります。勿論受信機もハイテックが必要となります。

送信機 --- SPECTRA間のやり取りはこれまでと同様ですから、プロポ側の表示や操作使い勝手はこれまでと同様ですが、SPECTRA --- 受信機間で機能する基本テレメトリー機能「受信機電圧警告」が使えるようになります。
SPECTRA で設定されている電圧を割り込むとSPECTRAから警告音が鳴って知らせてくれます。同時にSPECTRAのLEDも点滅しますが、背面なのでまず見られ無いと思います。

デフォルトでは4.8Vバッテリー用の設定となっていますが、USB経由でPCと接続するアダプタ HP-22 を用意すれば 3.8V 等 Lipo 1S用の設定も可能です。ただ、テレメトリー機能(送信機能も持つ)でそれなりに消費電力が増えますので、同じLipo1Sでもより放電能力が高い物や容量の大きい物に替える必要が出て来るかもしれませんので、そのあたりは気をつけて下さい。

更に、受信機側に各種センサーとセンサーステーションを接続し、SPECTRAからPCにHP-22経由で接続すると、PC上で全てのテレメトリー動作がモニタ上で確認出来るようになります。

実際に機体の操作をしながらPCに接続したりモニタを見たりと言う事はあまり無いと思いますが、逆に純粋なデータ収集用途等色々と活用方法も有りですね。

一例


今後受信機もより安価で軽量な Optima6 Lite や、テレメトリーを省いたより小型軽量な minima6 等も出て来ますので、
FF9や9Xに愛着が有り、これから2.4G化するにあたり機種選定に迷っていると言う方等は、既存プロポにSPECTRAとOPTIMAを導入して2.4G化のおまけとして基本テレメトリーを、と言うのも有りかもしれません。

2011年2月23日水曜日

Hitec HS-35HD と HS-5035HD

http://www.hitecrcd.co.jp/RC/servo/air_013.htm 

随分長い事お預けをくらっていましたが、いきなりアナログ、デジタル両方で出て来ましたね。 

4.5g 
新型の高信頼性ポテンション搭載、ケーブルの出し方が選べる。
サイズも重量も僅かにD47を下回っています。なかなか意欲的です。


特筆すべきはその速度。

実際の動きで確認してみないと解りませんが、これでギアと軸まわりがしっかりしていたら、一気に主流へ躍り出るかもしれません。

2011年2月12日土曜日

SPC とか テレメトリー とか



Aurora9 ユーザで無いと何の事か良く解ら無いと言う声がありましたので、図を作成してみました。マニュアルから基本の図をお借りしてアレンジしています。

Optima7、4サーボ、7.4V 2S Lipo、CC-BEC 構成。

2011年2月7日月曜日

スイッチモード BEC(スイッチング レギュレータ)CC-BEC

以前 Berg 受信機でお世話になっていた信頼性には定評の有る米castle社のCC-BECです。
USB経由(要専用アダプタ)でPCから電圧を0.1Vステップで設定変更可能、出力は余裕の10A。がっちりとしたフェノール板とアルミ箔でヒートシンクっぽいのがついていますが、これだけで2g弱あるのでひとまず取り外します。



とっととSPC分岐やら何やらを終わらせて機体に積み込みテスト開始。
自作リニアレギュレータの時と同様 150mAh 2S 7.4V を電源とし、これを降圧します。

テレメトリーのバッテリー警告を7.2Vに設定し、飛行開始。
飛行エリアが海岸なので基本が弱リフトの中に強リフトが入って来る感じで、一度ラウンチすると暫く飛ばしっ放しになります。鳶の群れを先導して楽しんでいたら時間を忘れていました。
アラームが継続的に鳴り始め飛行中断。
ここまででほぼ一時間。
1Sあたり3,65Vから放電してみると10mAh残。丁度良い具合です。
ここまで追い込めるのはテレメトリーならではです。

飛行時間はリニアレギュレータ比でだいたい倍。

大食いコンビでそんなに保つの?と言う声が聞こえて来ますね。
確かに150mAhなんですが7.4Vなのでワット数で考えると、350mAh 3.7V とそれほど変わらないんです。
そこから90%以上の効率で5.1Vを引き出すのですから、納得の行く数値です。
しかも余裕の電流量で最期の最期までドロップの兆候さえ見せずぴたっと安定したままです。当然サーボはしゃきしゃきと気持ち良さそうに動いています。

ここで、敢えて最小設定値である4.8Vに変更。4,8V と 5.1V のトルクや速度差は体感出来ませんが、持続時間にははっきりと違いが出ます.効率を考えるとこっちが良さそうです。
10g の2S Lipo 150mAh 7.4V、ケーブル込み8gのCC-BEC、合計18gのシステムですが、これで終始4.8V動作と一時間強のフライトタイム、しかも電圧監視付き。警告が鳴るまできっちりと飛ばす事に集中出来ます。このセットはかなり良いのでは無いでしょうか。

リニアレギュだと30分なのでちょっと忙しない、と言うか、そもそも余分Vを熱にして捨てているのが嫌です。実際、フライト後に触ってみるとリニアの方は物凄い熱さですが、スイッチングの方は何とも無いです。

リニアレギュの方がシステム自体が小さく済むのは確かなのですが、実際にはその差はわずかです。しかし、その効率の悪さから、有る程度の飛行時間を確保しようとすると、バッテリー容量をより多くしなければならないですし、更に出力も細い。総合的に見ると、価格差を考慮しても圧倒的にスイッチモード BEC(スイッチング レギュレータ)の方が優れていると感じました。特にこのCC-BECは設定電圧が変えられるので、より効率を上げるような方向へも持って行けるので更に有利ですね。

うーん、これで行くかな。

追記
ノイズですが、2.4Gの場合は全く問題が無いです。受信機と抱き合わせ状態で搭載していますが、視界限界近くまで離したりしてみましたが、今の所おかしな挙動は一切出ていません。

2011年1月26日水曜日

コソ練



最近のトレーニング場所。
グラウンドの向こう側は緩やかな砂浜が5mくらいあって、その先は海です。
背面は堤防が有って、防風松林。
最初は条件が良過ぎて駄目かと思ったんですが、リフトとブローが混じり合ってなかなか良い場所だと気付きました。何より爽快です。
物凄い数の先生達(鳶)と一緒に勉強させてもらっています。

2011年1月24日月曜日

信頼性の高いデジタルサーボ四発を心置きなく使う。

RCグライダー、特に、F3K、DLGクラスのバッテリー選択
信頼性の高いデジタルサーボ*4搭載、且つ受信機を含め全体に十分な電力を安定供給する。
これがコンセプト。

Lipo 1S
信頼性やサーボ動作速度を犠牲にしてでもとにかく軽量と言うパターンで使われています。
当然サーボも小さく軽量である事が望まれ、他は二の次。スピードトルクダウン、ロック上等の世界です。D47あたりが代表選手です。コンセプトから外れますので、選外。
現場での使用直前の満充電4.2V動作は必須。3.8Vに落ちる頃には使用機器によっては動作が怪しくなって来ます。サンワのように昇圧回路が入っていると話しは別ですが、かなり唐突に終了する傾向に拍車がかかりますので、普段からの時間管理は更に大切になります。

LIpo 1S with アップコンバーター
バッテリーの電圧が下がって来ても5Vを維持し続けて、コンバート可能下限となった所で、いきなり素の電圧になる?これだとテレメトリーの電圧値があてにならなくなるので本末転倒。これなら間もなく出て来るテレメトリー無しの受信機にした方が良いかも。どうせ電流量が不足するだろうし。

Lipo 2S
動作的にもっとも信頼性が高いのは Lipo 2S 対応の機器で揃える事。所謂ハイボルテージ RX と サーボです。

ただ、現時点では特にサーボの選択しが狭いのが問題。そこで次善の策として、レギュレータで5V程度に下げて使う。

一般的な送受信システムならこれで完了ですね。レギュレータの性能が良ければいかなる入力に対してもしゃきしゃきと応えてくれるでしょう。

そして、オプション最強プラン。Aurora 9 Optima(テレメトリー有り) コンビと Lipo 2S with レギュレータ。
出力を2分岐、一方はレギュレータで 5.2V に落としサーボバスへ、もう一方は受信機 Optima の SPC(やっとこの機能が生きて来ます)に。これで生の電圧がテレメトリー経由で送信機側に伝達されますので万全の残量管理が出来ます。しかも最期の方でも2Sなら7.2Vも有り、Optimaの活動限界である3.5V の遥か上で終始するので、物凄い安心感。基本すれすれの低空飛行の1Sとは別世界です。一度充電したら最期まで、Auroraがもう駄目って鳴くまで飛ばす事に集中出来るって訳です。

さて、レギュレータは何にしましょう。
日本国内だと生1S が大半で後は昇圧(ステップアップ)が中華系でちらほら。キャパシタは何シタ?って感じでしょうか。
一方、降圧(ステップダウン)の方は一般販売されているのはJRのREG-02HLやK&S等。値段やサイズから見るにリニアタイプ。本来は効率が悪いとされている方式だけど、最近のはチップによってはだいぶ効率が改善されているらしい。
損失が少ないと言う事だとスイッチングタイプと言う事で 海外での情報を漁っているとCastleの CC Bec が良いとか。これはもうちょっと大きなシステムに軸足がある製品なのでこちらの用途にはちょっとオーバースペック気味では有ります。重量はヒートシンクとかを外せば6gくらいになるらしい。更に電圧を自由に設定出来るので、5.2Vとかが行ける。しかも能力にかなりの余裕が有りそうなので、いかなる操作時も設定電圧に張り付いたままビクともせずとかで動作させられるかもしれないです。ちょっとワクテカです。

現在NiMH350mAh(27g前後)使っている機体なら、enLipo 350mAH 2S 7.4V とこの CC Bec を組み合わせたときの重量が殆ど一緒なので、重量ペナ無しで数段の性能アップになりますね。

2011年1月21日金曜日

Aurora 9 レンジチェック と Lipo 1S テスト飛行

Aurora 9のレンジチェック機能は、受信機とのリンクが確立した状態で背面のRFモジュールのスイッチを3秒間押下する事で作動が開始されます。
一度押下すると90秒間送信出力を下げた状態が維持され、作動中は短いテケテケテケテケという断続音が鳴り続けてその作動を知らせてくれます。これでだいたい30mくらい離れて動作に問題が無ければOKです。途中キャンセルをするにはもう一度押すと通常電波射出に戻ります。

注目なのは、ここでも双方向(テレメトリー)だと言う事です。前記のテケテケテケテケという断続音が鳴るのは送受信が確立されている時のみで、それが途切れた瞬間にピーーーーーーと言う連続音に替わり、再度確立すると断続音に戻ります。
テケテケテケテケピーーーーーーテケテケピーーーーーーテケテケ、と言った具合です。
機体の舵面の動き、その目視に頼る事が多かった伝統的な作法と違い、極端な話し、とりあえずスティックを動かしながら音だけをしっかりと聞きつつ遠ざかって行くだけで良く、しかも、かなり確実なテストが出来ます。室内の場合、他の階や他の部屋からでもレンジチェックが出来る訳です。

本日 Lipo 1S 仕様にコンバートした SALpeter でテストをして来ました。
昨日は同じ場所でNiMHによって飛行していて、電圧ドロップによる警告音がウルサかった事以外は問題無しでした。
本日バッテリーのみ Lipo 1S に変更してフライト。

前夜のバッテリーチェックからの流れなので、レンジチェックは無しでとりあえずあまり離さず低空でテスト開始。とりあえず問題無さそう。飛ばし始めて15分程、舵が一瞬効かない症状が出始めました。最初は乱流にで弾かれたのかとも思いましたが注意深く操作と観察を繰り返してみると明らかに瞬間的にコントロールを失っているのが確認出来ました。単舵で穏やかな時は問題が無いのですが、エルロンを切った後に症状が出ている事も確認出来ました。
室内テストでは問題にならなかった電圧のドロップ量の筈なのに、今ははっきりとそれが症状として出ています。
手元に戻して、レンジチェック。テケテケテケテケピーーーーーーテケテケピーーーーーーテケテケと明らかにレンジアウトの兆候。舵を切った後にピーーーーーーが発生しやすいので、つまり電圧のドロップが問題になっているようです。
昨夜は送信機側は通常電波を射出、機体との距離は1m以内だったので問題にならなかった。つまり、電圧のドロップによって受信機は気絶していなくても「電波」強度が落ちてしまい、瞬間的にリンクが切れていると言う事なのだと推測出来ます。

これはちょっとマズいです。3.8V前後の電圧だと大食いコンビだと不足してしまう訳です。

対策としては、思いつくのは、

NiMH +キャバシタ
エコなサーボに乗せ変え
Lipo 1S +キャバシタ
Lipo 1S ステップアップ
Lipo 2S ステップダウン

って感じでしょうか。

2011年1月12日水曜日

DLGに使える(使われている)NiMH

この二つかな。

長万部航空機 ちび電君 350mAh 約25g

TAIYO 4.8Vニッケル水素パワーパック 130mAh 約16g

因に、サーボがJRのデジタルとかの大食い系とか、極度にリンケージが渋かったりで無ければ、130mAhでも一時間弱持ちます。