2011年3月8日火曜日

Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08

本日 Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08 がインストール可能になりました。
大きな機能追加は有りませんでしたが、細かな改良が各所に施されています。


まず気をつけなければならないのは、
キャンバーミックスとキャンバーコントロールに改変が入っている関係からか、1.07からアップすると、エルロンサーボのリバース設定変わるようです。それと、バタフライを含め、スティックやスライダーからの入力に対するデフォルトでのキャンバー動作方向が逆になっています。

ですので、単にアップデートをした状態だと、バタフライは合っているけど、エルロンが逆。になると思います。
ここからサーボの回転を逆にしてエルロンを合わせ、バタフライの動作方向を逆にしてひとまず完了。

キャンバー 
1.07では各フライトコンディション毎にキャンバーを単純にオフセットする事が出来ませんでした。勿論、結果として同様な事は出来ていましたが、実現には少し工夫が必要でした。1.08ではキャンバーミックスにおいて主スイッチ割当をしない事で常時オンとなり同時に画面が切り替わりオフセットモードとなります。主画面で入力した数値がそのままキャンバーのオフセット量となり、更にアジャストスイッチを割り当てる事でJRのようにオフセット量をいじれるようにも出来ます。DLG用途としてはここは結構大きいと思います。これをベースにスライダーでの可変を加えたい場合はキャンバーコントロールの方で簡単に行えます。

エルロンディファレンシャル
左右上下四つの数値を独立して自由に設定出来るのは良いのですが、これが面倒だと言う人もいます。しかし、Auroraの場合、選択の仕方によってはいくつかを同時選択して一緒に増減出来たりしていたので、それほどでも無かったのですが、今回「Rate」が加わった事で、更に柔軟性と手早さの両立に磨きがかかりました。
左右の差動量をそのRateへの入力値で一気に設定出来ます。ここはJRからの人には馴染み易いでしょう。それで大雑把に決めた後に、各数値を細かくいじれるのはJR以上です。完璧なリンケージを行ってもわずかなそれらのずれによって意外と左右上下舵角は揃わないものですので、個人的には各値をいじれるのは重要だと考えています。
更に、前バージョンではうまく機能していなかった、デジタルスイッチによるレシオ可変が正しく動くようになり、使える機能となりました。これで飛行中にトリム合わせをするようにディファレンシャルレシオを調整出来ます。このクラスとしては凄い機能です。
当然全てのフライトコンディション毎に設定が可能です。

デジタルスイッチ
Auroraには三つのデジタルスイッチが有ります。  JRの場合は左右二つ、しかし機能固定でDLG用途だと右の一つしか使えません。フタバは12FGで二つ、自由に機能が割り当てられますがクラスがずっと上です。そう考えるとこの点はなかなか凄いです。
で、今回の1.08の登場で、この三つのうち空いていた一つがいよいよ埋まります。
以前から割り当てていたキャンバーオフセット量ブレーキ量、これに今回からエルロンディファレンシャル量が加わって、デジタルスイッチトリオの完成です。


ワンポイント変更点

電源投入後の様々な警告のうち、電波を出すかどうかだけはオフに出来なかったのですが、これもとうとうオフに出来るようになりました。オンから起動完了と同時に即使用可能となります。

あと、メニューの階層の深い所からExitアイコンの2秒押しで一気にトップに戻れるようになったのも嬉しいです。

その他もろもろ有りますが、それはこちらからご確認を(現時点で国内には情報が無いので Hitec RCD US の英文です)。

なお、ファームウエアアップッデートには専用インターフェイスHPP-22が必須です。他に色々と使えるので、Auroraを使うなら欠かせないアクセサリです。

ハイテック社による公式アップデートマニュアル

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