2010年12月13日月曜日

ノーマル & スキャン モード


HitecのAFHSS 2.4G システムの特徴として、ノーマル & スキャン モード、この二種の電波モードを持つ事が挙げられます。

ノーマルは、JR等と同じ、お馴染みの周波数ホッピング方式。バンドの混雑状況に関係無く、即電波発信。送受信機の電源投入タイミングも適当でOK、最終的に双方がオンになった時点で速やかにリンクが成立し飛行可能となります。
一方のスキャンは、送信機受信機双方でバンドの使用状況を文字通りスキャンして空いている所を探してそこに絞って周波数ホッピングを開始。同時飛行数が多い時にバンドの混雑が生じて動作遅延等が起こる事を極力排除出来る新しい方式。

ここまでだと間違い無く後者一択となりそうですが、実は問題も有りまして、スキャンに時間がかかるのと、一度リンクが切れると送受信機「共に」電源再投入しないと回復せず、しかも、またスキャンから始まるのです。
通常使用なら問題が無いのですが、機体を即座に変更したりしなければならない競技に使うのは難しいと感じました。

具体に言うと、一般的な方式の場合、二機共に受信機側の電源を入れておき、片方とリンクした状態で飛ばし、途中で送信機側の操作でもう片方のモデルに変更すれば、即座にそちらとリンクされ飛行可能になります。この間は純粋に送信機のモデル変更にかかる時間のみです。
特に、A9の場合は画面上のモデルネームを直接クリックする事で一覧が出て、そこから選択可能になりますので、かなり迅速なモデル変更が出来ます。

しかし、これがスキャンモードの場合、リンクする為には送受信機「共に」電源再投入が必要です。予備機に切り替えようと思ったら、先ず送信機のモデル変更をしてから機体側と共に電源再投入、しかもここにスキャンまでの時間が加わります。たいした事無いようですが、一秒を争う競技では結構痛いです。しかも送受信機間で電源投入タイミングのずれが長いとリンクしない事態に陥ると言うオマケ付き。

更に、他とリンクした状態でもう一方の受信機のスイッチを入れると、少しの間をおいた後いきなりサーボが振り切れてしまいました。リンケージへの負担は勿論、場合によってはサーボそのものやヒンジ等に対して大きなダメージを与えかねません。
どちらにしてもこのモードでのリンク確立の為には送受信機「共に」電源再投入が必要ですので、予備機側は電源オフで待機が正しい型では有りますが、注意はしておくに越した事は有りません。

因に、

ノーマル:赤だけ点灯
スキャン:赤と青両方点灯

です。

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