2011年3月22日火曜日

Aurora9 ファームウエア V1.08 の キャンバーミックス の図解解説

主スイッチの割当をしない事で常時オンとなり、同時に画面が切り替わりオフセットモードとなります。


主画面で入力した数値がそのままキャンバーのオフセット量となります。更にアジャストスイッチを割り当てる事でJRのようにオフセット量をいじれますが、オフセット量そのものでは無くトリムのように作用する点が異なります。スライダーでの可変機能を加えたい場合は「キャンバーコントロール」の方で。

2011年3月8日火曜日

Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08

本日 Aurora 9 用 最新ファームウエア V1.08 がインストール可能になりました。
大きな機能追加は有りませんでしたが、細かな改良が各所に施されています。


まず気をつけなければならないのは、
キャンバーミックスとキャンバーコントロールに改変が入っている関係からか、1.07からアップすると、エルロンサーボのリバース設定変わるようです。それと、バタフライを含め、スティックやスライダーからの入力に対するデフォルトでのキャンバー動作方向が逆になっています。

ですので、単にアップデートをした状態だと、バタフライは合っているけど、エルロンが逆。になると思います。
ここからサーボの回転を逆にしてエルロンを合わせ、バタフライの動作方向を逆にしてひとまず完了。

キャンバー 
1.07では各フライトコンディション毎にキャンバーを単純にオフセットする事が出来ませんでした。勿論、結果として同様な事は出来ていましたが、実現には少し工夫が必要でした。1.08ではキャンバーミックスにおいて主スイッチ割当をしない事で常時オンとなり同時に画面が切り替わりオフセットモードとなります。主画面で入力した数値がそのままキャンバーのオフセット量となり、更にアジャストスイッチを割り当てる事でJRのようにオフセット量をいじれるようにも出来ます。DLG用途としてはここは結構大きいと思います。これをベースにスライダーでの可変を加えたい場合はキャンバーコントロールの方で簡単に行えます。

エルロンディファレンシャル
左右上下四つの数値を独立して自由に設定出来るのは良いのですが、これが面倒だと言う人もいます。しかし、Auroraの場合、選択の仕方によってはいくつかを同時選択して一緒に増減出来たりしていたので、それほどでも無かったのですが、今回「Rate」が加わった事で、更に柔軟性と手早さの両立に磨きがかかりました。
左右の差動量をそのRateへの入力値で一気に設定出来ます。ここはJRからの人には馴染み易いでしょう。それで大雑把に決めた後に、各数値を細かくいじれるのはJR以上です。完璧なリンケージを行ってもわずかなそれらのずれによって意外と左右上下舵角は揃わないものですので、個人的には各値をいじれるのは重要だと考えています。
更に、前バージョンではうまく機能していなかった、デジタルスイッチによるレシオ可変が正しく動くようになり、使える機能となりました。これで飛行中にトリム合わせをするようにディファレンシャルレシオを調整出来ます。このクラスとしては凄い機能です。
当然全てのフライトコンディション毎に設定が可能です。

デジタルスイッチ
Auroraには三つのデジタルスイッチが有ります。  JRの場合は左右二つ、しかし機能固定でDLG用途だと右の一つしか使えません。フタバは12FGで二つ、自由に機能が割り当てられますがクラスがずっと上です。そう考えるとこの点はなかなか凄いです。
で、今回の1.08の登場で、この三つのうち空いていた一つがいよいよ埋まります。
以前から割り当てていたキャンバーオフセット量、ブレーキ量、これに今回からエルロンディファレンシャル量が加わって、デジタルスイッチトリオの完成です。


ワンポイント変更点

電源投入後の様々な警告のうち、電波を出すかどうかだけはオフに出来なかったのですが、これもとうとうオフに出来るようになりました。オンから起動完了と同時に即使用可能となります。

あと、メニューの階層の深い所からExitアイコンの2秒押しで一気にトップに戻れるようになったのも嬉しいです。

その他もろもろ有りますが、それはこちらからご確認を(現時点で国内には情報が無いので Hitec RCD US の英文です)。

なお、ファームウエアアップッデートには専用インターフェイスHPP-22が必須です。他に色々と使えるので、Auroraを使うなら欠かせないアクセサリです。

ハイテック社による公式アップデートマニュアル

2011年3月3日木曜日

Aurora 9 の 8 フライトコンディションをDLGに活かす

Aurora9の特徴の一つに最大8のフライトコンディションが設定出来る事が有ります。
これが最良と言う事では有りませんが、参考までに個人的なセットを書き出してみます。




1.NORMAL
SW-E手前
2.予備
3.Speed CrsSW-E中央
4.Speed RunSW-E奥
5.FloatSW-C中央
6.Max FloatSW-C下端
7.LaunchSW-F手前
8.予備




数字の大きい方が優先されます。
2と8は予備なので実質6コンディションです。因に、各コンディションに対するスイッチの割当は自由に出来ます。

本当は八つ全て使いたいのですが、現状(これを記している時点の Verは1.07(2))スイッチにしか割り当てられないのと、3ポジションスイッチが二つしか無く、上記優先順位による割当しか出来ない事から、現在の6コンディションのスタイルに留めてあります。将来的なソフトウエアアップデートによりスティック、スライダーの任意位置への割当、またはロジックスイッチ等が搭載される事を期待(熱望)しています。

実際の操作
まず、ラウンチモードの7に入れてラウンチ。お好みでスイッチはどこでも良いですが、ここではSW-F手前でこのモードになるようにしています。

水平飛行に移る時にSW-Fをもう片方側に倒してラウンチモードを解除。これで優先順位がより小さい方へ移ります。
SW-Cが上端以外のポジションにある時は、Float系の5-6に、上端にあれば、SW-E のポジション次第で1-4となります。

ターゲット飛行速度順に上記コンディションを並べると、

Speed Run / Speed Crs / NORMAL(Crs) / Float / Max Float
速い←→遅い
揚力小←→揚力大
抵抗小←→抵抗大
AoA 小←→AoA大

速い方から遅い方にかけてキャンバー量は増えて行きます。
エレベータはそれぞれの飛行速度に併せてセット調整します。設定能力が問われるとしたら、ここが最たる所です。

2011年2月25日金曜日

Hitec HS-35HD レビュー

Hitecさんに無理を言ってHS-35HDの現物を貸してもらい試しました。
市場への流通は3月中との事なので、もうちょっとですね。



基本は二年前に出来ていたのにここまで遅れてしまったのは「ハイテック基準に見合うポテンションが無かったから、」と聞きました。それが漸く用意出来たのでこうして現れた訳ですね。まさに満を持してといった登場です。

先のエントリーで軸周りがどうなのかが焦点になる、と言う事を言っていました。
当然、手にしてそこをまず見る訳ですが、これが何ともしっかりとしているのに驚きました。
直接のライバルとなるであろう D47 は全く比較にならないくらい、このサイズとしては望外の出来、ギア周りのガタはむしろ兄貴分の45HBよりも少なく感じられるくらい。

このサイズを越えたしっかり感は、新設計DMK(デュアル・メタル・カーボナイト)ギア、これが相当に効いているようです。カーボナイトギアに対して金属ギアが対になっている箇所が二つあるんです。

とまぁ、小柄なのにぴっと筋の通った育ちの良いお嬢様のような、そんな感じです。

ただ、アナログと言う事もあり、ホールドは弱いですね。待機状態でホーンに力を加えて行くと、それなりに押し負けて行ってしまいます。これは45HBでも同様で、それがデジタルの5045HBになるとテコでも動かない位に豹変しますので、この35HDも5035HDではそうなると思われます。

ここでちょっと気になっていた電圧の話し。
何故4.8/6.0Vでは無く4.8V単独表記になったのか。
ハイテックさんからの回答は、
本製品は実際の上限が6Vなので、
との事でした。
ん?6V対応なんですよね。
現在一般に6V対応を謳うと、充電池の5S対応と理解されてしまうが、それだと実際には充電直後7V近く、その後も6.5Vで推移し、本製品の実際の上限である6Vを越えた所で運用させてしまうから。
との事でした。
確かにそうですよね。つまり、充電池4Sまたは乾電池4S対応って事なんでしょうけど、メーカーとしてそのあたりは動作を保証しなければならない責任故に、シンプルにしておきたかった訳ですね。

6Vは裏モード。ちょっと惹かれますね。
と言う事は、何らかの方法で6Vを供給出来ればこの小粒でもぴりりと辛い山椒のようなサーボは最大限の力を発揮出来る訳です。

と言う訳で、castle CC-BEC です。0.1V刻みで出力を変えられるその強み。
早速6Vに設定し、テスト。

唯一問題だった保持力、これはかなり違いが出ます。
最大の差と言う事で、Lipo 1S 実電圧4.2V と比べてみました。
4.2Vでホーンを外部から動かそうとすると、45度くらい動かせてしまいます。これが6Vだとその半分くらいの感じにまで抗って来ます。逞しい。このくらい頑張れるとラダーとかにも使えるかな。

何か、か細いのに健気に頑張るお嬢さんのようで、好みのど真ん中、ちょっと惚れてしまいました、笑

Lipo 2S 7.4V(8.4V) → CC-BEC 6V Vout→ HD35

結構美しいです。

あ、あと、動作音、これがまた良いんです。ギャーギャーじゃ無くてミューミュー動きます。

騒音源が風きり音とサーボ動作音に限られるグライダーではこのあたりは結構大事です。
ハイペリオンもかなりお気に入りのサーボでしたが、あの騒々しさは今でも馴染めません、と言うか嫌いです。
部屋でブレーキの設定とかしていると、あの音に二歳の娘が怯えて泣いたというくらい酷い質と量ですから、笑

このサーボ、ユーザからの問い合わせも多く、販売店さんからも相当の引き合いがあるらしいですが、これは大ヒットするかもしれないです。欲しい人は要予約かも。

Aurora9 軽量化方向へ振ってみる


写真内のバッテリーは内蔵しているものと同じものを並べていますので、秤の表示はバッテリー込みのものです。




コネクタはバッテリーに付いていたままのJSTコネクタのままです。ちょっと強引な感じですが、特に問題無く差し込めています。
なお、極性には十分注意して下さい。特にAurora9の場合はスイッチのオンオフに関わらず、逆接厳禁ですので。

もともと軽めのAurora9ですが、バッテリーを LIpo 1000mAh として軽量化方向に振ってみました。

皆さんLipo化に際しては容量増の方に振る事が多いようですが、そんなに欲張らなくてもLipoの1000mAhは実際にきっちり1000mAh使えるし、自然放電も無いし、チャージも速いんだから、って事でやってみました。


Auror 9の消費電力ですが、バックライトがオンだと260mAh、オフだと150mAhですので、飛行時には殆どオフで良い事を考えると、1000mAhで七時間弱使える計算になります。
実際に使ってもそれに等しい時間使えていますので、この1000mAhを二本持ち、スペアとして用意しておけばまずフィールドで困る事は無さそうです。

Aurora9はシステムレベルでLipoに対応しているので、電圧警告もLipo用がちゃんと設定出来、過放電対策としての任意電圧でのカット機能も有るので安心です。

軽量化後に実際に操作してみると、軽いだけでは無く、バランスが良いのが好感触。

ボトムが軽くなった分重心がトップの方に移動、スティック下端あたりに移動しています。丁度プロポを支えている小指薬指に乗っている感じ。これは良いです。

しかし、絶対的な軽さでは、これでもまだNiMHの8FGには届かないのでありました。

こちらはこの軽量仕様で832g、あっちは標準で810g。

しかもあっちの標準NiMHが結構重いので、これと同じサイズのLipo(同じ6S 7.2V 仕様)に替えた場合は-150gで「660g」を切ると言う軽さ。

8FGを使っている方は是非トライしてもらいたいですね。

Jeti DS-16


2011発売予定の Jeti 初の送信機  DS-16、物凄いです。
オンボードのDC-16も有るけど、こっちのインパクトの方が大きい。

スペックも凄いけど、型も。
マグボディにウルトラクリーンな意匠。ハイエンドオーディオ機器の世界。
しかも何故か完全な左右対称に拘っているご様子。BMWの前後50:50みたいなものか?
ロータリースイッチがFUTABAの12FGのそれに似ているのでRobbe的なものかとも思ったのですが、良く見るとこっちの方が膨らみ感が強い形状だし、そもそもテレメトリーとかシステムそのものが全然別物なようなので、恐らく関係無いのでしょう。

もうちょっとコンパクトであって欲しいようにも思いますが、基本路線は素晴らしいと素直に思います。

あの位置に液晶を持って来ると視認性が高まるのはそうなのですが、どうしても間抜けになってしまう所を、車のナビ画面がダッシュボード上にポップアップしたような、そんな感じで一体感を敢えて捨て、実にうまく処理しています。デザイナーの力量、それを実現するJeti社、凄いです。

Jeti社はここ数年で結構な増強を行ってグイグイ来ているようですが、業界に良い刺激となれば良いと期待してしまいます。アジアのメーカーももうちょっと意匠に力を入れて欲しい所です。

でもちょっと気になるのは、グリップ加工が手前の方だけなのは何故?スライダーが上向き?

って所。まぁ、どうでも良いか。

HARDWARE: 
• 2.4 GHz
• Magnesium body
• 3,8 inch wide display with backlight, 320 x 240 pixels
• Weight only 1,2 kg
• 2 GB memory
• Integrated antenna
• Integrated long life Li-Ion accu
• Aluminium transport box
• Aluminium sticks 
  - variable in length with bearings
  - Scanning sticks position by hall sensor
  - 4096 throttle steps resolution
 - Swivelling the stick units
• Voice output
• Jack headphones
• Digital trims  

SOFTWARE: 
• 16 channels
• Customizable menu
• connection to PC
 - Unlimited settings
 - Unlimited model memories
 - Firmware upgradable
• Ultra fast response
• Power management system
• 3 model types programming (ACRO / HELI / GLID)
• 5 languages (EN / DE / CZ / PL / FR)

TELEMETRY:
• Full telemetry in real time on a main display
• Recording telemetry data
• Telemetry warning - voice
• Connection to PC - telemetry records, telemetry and transmitter settings

2011年2月24日木曜日

ハイテック 2.4G モジュール SPECTRA

ハイテックの2.4G送信機用モジュールSPECTRAは、他社プロポ向けにも用意されています。
フタバ(A9用と同じ)、JR用があり各純正モジュールと入れ替える事で、ハイテックの2.4Gシステムが使えるようになります。勿論受信機もハイテックが必要となります。

送信機 --- SPECTRA間のやり取りはこれまでと同様ですから、プロポ側の表示や操作使い勝手はこれまでと同様ですが、SPECTRA --- 受信機間で機能する基本テレメトリー機能「受信機電圧警告」が使えるようになります。
SPECTRA で設定されている電圧を割り込むとSPECTRAから警告音が鳴って知らせてくれます。同時にSPECTRAのLEDも点滅しますが、背面なのでまず見られ無いと思います。

デフォルトでは4.8Vバッテリー用の設定となっていますが、USB経由でPCと接続するアダプタ HP-22 を用意すれば 3.8V 等 Lipo 1S用の設定も可能です。ただ、テレメトリー機能(送信機能も持つ)でそれなりに消費電力が増えますので、同じLipo1Sでもより放電能力が高い物や容量の大きい物に替える必要が出て来るかもしれませんので、そのあたりは気をつけて下さい。

更に、受信機側に各種センサーとセンサーステーションを接続し、SPECTRAからPCにHP-22経由で接続すると、PC上で全てのテレメトリー動作がモニタ上で確認出来るようになります。

実際に機体の操作をしながらPCに接続したりモニタを見たりと言う事はあまり無いと思いますが、逆に純粋なデータ収集用途等色々と活用方法も有りですね。

一例


今後受信機もより安価で軽量な Optima6 Lite や、テレメトリーを省いたより小型軽量な minima6 等も出て来ますので、
FF9や9Xに愛着が有り、これから2.4G化するにあたり機種選定に迷っていると言う方等は、既存プロポにSPECTRAとOPTIMAを導入して2.4G化のおまけとして基本テレメトリーを、と言うのも有りかもしれません。