我々ピュアグライダー系の人間にとって、バッテリーは送受信機用としてのみですので、電動機の人程は重要では無いのですが、絶対に必要な物です。
特にハンドランチだと複数機を一日中間隔を空けず順々に飛ばし続ける事が多いので、飛行場では常にチャージャーが働いていて、「空き待ち」の状態になる事も良く有ります。
だったら、二つのチャージャーを平行して運用を、とも思うのですが、それをやっている人は見た事が無いのは、管理と運用が煩雑になるからと言うのが理由でしょうか。
でも、心の中ではいつも「あぁ、平行したいなぁ」って思っていましたし、同様の方も多い筈。
そして今回、平行を飛び越えていきなり四連タイプのチャージャー(Hitec multi charger X4)を導入しました。
これ、一体にはなっていますが、内部は完全に四台が独立してますので、好き放題出来ます。
まず、飛行場へ行く準備時の時短具合がかなり良い感じ。
親バッテリーとなる鉛電池を充電しながら、送信機用の Lipo 3S を バランス充電、残りの二つで機体搭載の受信機用 Lipo 1S と NiMH を平行して充電。とか。今まで順番にやっていた事が同時進行です。
飛行場で四連はちょっと多い、と思うかもしれません。しかし、実は結構有りなんです。
同じ Lipo でもセル数違いや容量違い、それと NiMH用。とそれぞれを四つに予め割り合てておけば、タイプ違いによる充電ミスが減らせるでしょうし、設定を変える手間とそれによって起こるであろうリスクが減らせるのが良いです。 勿論それらが平行充電出来る訳ですから、予備機の管理も楽々です。
DLG F3K に関する活動記録及び実践的考察:メインプロポシステムである Hitec(ハイテック)社のAurora9(オーロラ9)Optima(オプティマ)7、オリジナルDLG機 AXIS 等の記事が主となります。
2010年12月24日金曜日
2010年12月21日火曜日
Hitec Optima6 Lite
http://static.rcgroups.net/forums/attachments/1/1/1/6/8/a3673339-250-Optima%20Lite%20comparison.jpg?d=1292875559
来年そうそうに、以前から発売が予定されていたminimaでは無く、テレメトリーが付いているoptimaの最軽量版 Optima6 Lite が出る模様。
このサイズと重量(8.5g)でテレメトリー付きなら文句無いです。更にアンテナのオムニ(BODA)部を削れば7gになります。
現状の Aurora 9 と Optima7受信機バッテリーモニタ機能は、一度使うと無しには戻れない程に素晴らしい機能。これを経験してしまうと、これまでは、燃料計が無い車で高速道路を走っていたようなものだったとだと痛感させられます。
普段からデータどりしておいて、それをもとにおおよその時間あたりの消費電力を計算しておき、それをもとにタイマーを使ったりしてフライト。
ですので、都度の満充電が絶対条件だったり、またはびくびくしながら、とかで、非常に厄介でした。
でももう全くそんなの気にしなくて良いんです。しかも、送信機側もLipoの電圧降下特性にもしっかりと対応していて、残量警告が適切なタイミングで鳴り始めますので、それを信じてそこから降ろしても十分な余裕が確保出来ます。
送受信機のバッテリー残量に関するストレス、実は結構大きかったんですね。
2010年12月15日水曜日
Bruce Davidson flying his all carbon Sirius DLG
BDのフルカーボンSIRIUS。さすが、小粋な空撮です。
特に、2:23あたりが最高です。
それにしても広い私有地ですね。再来年はBruce2012に皆で参加しましょう。
Aurora 9 フルタッチパネル ファーストインプレッション
プロポにフルタッチパネル。いよいよそんな時代が来たんですね。
携帯端末とか多用途で表示及び操作面積のせめぎあいとなる機器の使い勝手を広げる場合はデメリットを補って余有る恩恵が有るのは既に経験済みではりますが、果たしてプロポにこれを持って来る事に、どれほどの有効性が有るのか、ひとまずファーストインプレッションです。
使い始めてまず感じるのは、文字が、そしてアイコンが「でかい」と言う事です。
年配の方には優しいのは勿論、凝視せずに情報を楽に確認出来るのは誰にとってものメリットですよね。ただ、一画面あたりの情報量と言う点では、それほどの恩恵は無いようです。
他機と比べて液晶の面積が大きいのは確かですが、タッチパネル操作が出来る程度の大きさに各アイコンや数字を留める必要が有るのでしょう。現状の表示の大きさでも手指の大きな欧米の人達にはスタイラスが必須なようですし。
そういえば、Hitecロゴ入り液晶クリーナーが付属しているのですが、実はこれスタイラスを兼ねるように工夫されているんですね。平面形が菱形になっていて、その鋭角になる片方に「指」マークがついているんですよ。
さて、セットアップを開始しましょう。
うん、入力項目選択が直接的にかつ軽快に決まるのは実に心地良いです。タッチパネルならではですね。変更したい箇所に触れれば良く、他機のようなロータリースイッチでの項目選択でのじれったさは有りません。タッチのへの反応感が銀行ATM機的なのが今イチでは有りますが、それでもこれはなかなかだと思います。
しかし、数値の入力をし始めて、ちょっと違ったじれったさを感じ始めました。プロポの場合、コンピュータやスマートフォンと違い、入力内容の殆どが数値の増減なんですよね。で、それは実際に機体の各舵の動きを注視しながらやる事が多いのですが、それがとってもやりづらいんです。
タッチパネルに目をやっていないと数値の増減がままならない。また、フィールドでは飛ばしながら数値をいじりたい場合も有りますが、これも殆ど不可能に近い。ミキシングによっては三つあるおまけトリムをアジャストに割り当てられるものも有りますが、限定的です。
これを何とか出来ないものかと考えてみましたが、今の所、そういうものだと割り切るしか無さそうです。
まだ使い始めて間も無いので今後違って来る可能性も有りますが、選択はタッチでダイレクトに、数値は何らかの物理ダイヤルまたはスイッチで、と言うのが最強かもしれません。
2010年12月13日月曜日
ノーマル & スキャン モード
HitecのAFHSS 2.4G システムの特徴として、ノーマル & スキャン モード、この二種の電波モードを持つ事が挙げられます。
ノーマルは、JR等と同じ、お馴染みの周波数ホッピング方式。バンドの混雑状況に関係無く、即電波発信。送受信機の電源投入タイミングも適当でOK、最終的に双方がオンになった時点で速やかにリンクが成立し飛行可能となります。
一方のスキャンは、送信機受信機双方でバンドの使用状況を文字通りスキャンして空いている所を探してそこに絞って周波数ホッピングを開始。同時飛行数が多い時にバンドの混雑が生じて動作遅延等が起こる事を極力排除出来る新しい方式。
ここまでだと間違い無く後者一択となりそうですが、実は問題も有りまして、スキャンに時間がかかるのと、一度リンクが切れると送受信機「共に」電源再投入しないと回復せず、しかも、またスキャンから始まるのです。
通常使用なら問題が無いのですが、機体を即座に変更したりしなければならない競技に使うのは難しいと感じました。
具体に言うと、一般的な方式の場合、二機共に受信機側の電源を入れておき、片方とリンクした状態で飛ばし、途中で送信機側の操作でもう片方のモデルに変更すれば、即座にそちらとリンクされ飛行可能になります。この間は純粋に送信機のモデル変更にかかる時間のみです。
特に、A9の場合は画面上のモデルネームを直接クリックする事で一覧が出て、そこから選択可能になりますので、かなり迅速なモデル変更が出来ます。
しかし、これがスキャンモードの場合、リンクする為には送受信機「共に」電源再投入が必要です。予備機に切り替えようと思ったら、先ず送信機のモデル変更をしてから機体側と共に電源再投入、しかもここにスキャンまでの時間が加わります。たいした事無いようですが、一秒を争う競技では結構痛いです。しかも送受信機間で電源投入タイミングのずれが長いとリンクしない事態に陥ると言うオマケ付き。
更に、他とリンクした状態でもう一方の受信機のスイッチを入れると、少しの間をおいた後いきなりサーボが振り切れてしまいました。リンケージへの負担は勿論、場合によってはサーボそのものやヒンジ等に対して大きなダメージを与えかねません。
どちらにしてもこのモードでのリンク確立の為には送受信機「共に」電源再投入が必要ですので、予備機側は電源オフで待機が正しい型では有りますが、注意はしておくに越した事は有りません。
因に、
ノーマル:赤だけ点灯
スキャン:赤と青両方点灯
です。
2010年12月10日金曜日
Hitec Aurora9 ACCミキシング(ACC=アクセレーション=加速度)
受信機の機体への搭載と基本設定が完了したので、早速導入時のエントリーで良い所の3番目に挙げたACC機能を確認しました。
エルロン→ラダー
この一般的なミキシングにACCを入れます。まず解り易いように、ミキシング量100%、ACCも100%。
ゆっくりとエルロンスティックを左に50%くらいまで切って行きます。
すると、当然ながら、スティックの動作にあわせてエルロンとラダーがリニアに動いて行きます。普通です。
次に、ガバッと50%まで素早くスティッックを倒すと、先ほどのリニア動作での舵角を越えてフルに近い所まで左にラダーが切れ、その後じわーっと本来のリニア動作50%の位置に収束して行きます。
なるほど。
でもこれ、動作レートだけしか設定項目が無いのがちょっと問題かもしれない。
例えば、スティックを大きく動かした後に指を離すと、スティックがスプリングの力で中立に戻ります。この時の速度がかなり速い上に逆側にちょこんと振れ戻しが出ます。これにACCがモロに反応して、大きく右にラダーが、一瞬ですが、切れてしまいます。
それと、収束速度の設定項目が見当たらないのでこれは固定のようです。
他にこのACCが使える機種、僕が知っている一番下の機種はフタバだと12Zなんですが、レートに加えてダンプとポジションの設定が有ります。恐らくこれらが有ると、中立付近はACC不感帯に出来る上に収束速度も調整出来るので、更に使える機能になると思います。
まぁ、この価格帯でこの機能が有るってのがむしろ凄いとも言えるので、将来のアップデートに期待しつつ、とりあえず、エルロンスティクはスプリング任せで戻さない等、現時点で足りない所は使い方で補ってあげるとしましょう。
2010年12月9日木曜日
受信機 OPTIMA7 比較
上から順に、Optima7 、
-- ストック 15.5g
-- 減量後 10.7g
-- 参考用 JR RD431 4.5g
RF431と比で、アンテナ線そのものが立派で長い上に、先端部にオムニブースト部があり、これで更に1g差がついています。
このアンテナ、コネクタで本体と接続されていて、フタバの簡素なヤツと互換性があるそうで、それと交換する手もあるようです。
減量後の物のラベルは、ストックの物から剥がし取り、残った両面テープもしっかりと取り除いて挟み込んであります。
バインドスイッチ部の穴径は一穴パンチで拡大してあります。
シュリンクも同様に一穴パンチで穴をあけてから収縮させています。
Hitec AURORA 9 導入
いかに8フライトコンディション(モード)を武器に出来るかがポイントですね。
受信機(RX)は今現在最小となる7ch Optima 7。
テレメトリーも主にGPSを使っての速度とか高度計測をやりたいんだけど、競技では基本的に機体からの情報送信は禁止なので、取り敢えずは受信機バッテリー容量モニターだけで行きます。
各社各機それぞれ独自に優劣点がありますが、この Aurora 9 の優れた点は、
- 8フライトコンディション
- スティック・モードが自在。背面を開ける事無くモード2でも何でもOK。
- ACCミキシング(ACC=アクセレーション=加速度) 、スティック操作速度に比例してスレーブサーボ動作角を増減。
- TX、モジュール、RX、全てのファームウエアがPCからアップデート可能
- モデルデータをファイルとしてPCに保存、やり取りが可能。
- フルタッチパネル
- テレメトリー(受信機バッテリー残量モニタは標準装備)
- RXが小型でもフルレンジ、一本アンテナでもダイバシティー並みの感度(とされている)
- TXが小さく軽い。DLG用とした場合片手でのグリップ及びホールド感が良い。
- TXバッテリーがNiMH6セル仕様、Lipo 2S にも対応
- TXバッテリー残量を%表示出来る
- コストパフォーマンス
うん、結構有りますね。で、劣る点は、
- デザインの洗練度がかなり低いと言うか古いと言うかとにかく魅力が薄い。
- スイッチ類の質感が低い(逆に価格の割にメインスティックは結構良いとも言える)
- テレメトリーが結構電気を食うので、これまでと同じ飛行時間を確保したい場合は要バッテリー容量増。
- 現時点で受信機がテレメトリー有りの物しか無い(2011初旬には解決予定)。
これ、実は1が最大の難点かもしれないですね。この為に導入を躊躇う人もいそうです(います)。
これが子会社のMULTIPLEX並の洗練された意匠で来ていたら、と考えてしまうのは僕だけでは無い筈。
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